Movable Type 4.2 登場

先週、SixApartさん主催のMovable Typeセミナーに参加してきました。

今回は2007年末のMovable Type4.0発表から今年8月に4.2へとバージョンアップということで、何が変わったかということですが、やはり一番大きいのはBlog主体のツールからCMS(http://e-words.jp/w/CMS-1.html)ツールへと変わったということでしょう。

大概、他のWEB制作会社さんに聞いてみても、CMSはXOOPSかMovable Typeを使っているところが多いです。それだけCMSが普及してきていることを感じますね。
XOOPS:http://jp.xoops.org/
Movable Type:http://www.sixapart.jp/movabletype/

他社さんからのプラグインやユーザー負荷に対するシステム構築の話もありましたが、今後は何より、デジハりさん等も始められていますが、Movable Typeが"ソフトフェア"として高いポジションを確立していくであろうと思っています。
デジタルハリウッド MovableType講座・・・http://school.dhw.co.jp/course/c_movabletype.html

まずはDW+Movable Type覚えとこ、みたいな、それだけ質の高いブラウザ上のソフトウェアであるとつくづく感じますね。それより、私も頑張ります(笑)

Mt4
Six_apart

印刷工場の現場にて

先日、この間の展示会で知り合ったH社さんの内見会におジャマしてきました。

印刷会社さんで、ある面大っぴらに工場機材を紹介するというのは割と珍しいと思います。
私達もどちらかというと小ロットの仕事が多いのですが、やはり時折のページものの時に『ここ!』といえる業者さんが欲しいのも事実ですから。
これは!ということで、いい機会ですし参加させていただきました。

たしかに、以前関西で印刷会社におジャマした時も、CTP※が増えている現状やPDF・InDesignの直接入稿が増えている話を伺いましたが、それから約3年経ち、今やCTPはH社さんでは50%以上・PDFにおいては出力前に全データをPDF化しているそうです。

※CTP・・・コンピュータートゥープレートの略。通常、印刷に入る際、版を作るためにフィルムを制作するが、CTPではパソコンのデータから直接版を作成する。

私がDTPに関わり出してそれでもまだ10年経つか経たないかくらいですが、当時はまだCTPは珍しく、OSXやInDesignの入稿すらビクビクもんで「社内で導入の実験段階です」みたいな状況でしたが、さすがに時代は変わってきました。

個人的に面白かったのは、東洋インキ(http://www.toyoink.co.jp/)さんのエコマッチとディスペンサーでしょうか。以前は、特色の配合は職人さんオンリーの仕事だったそうですが、こちらを導入することでパソコンのオペレーター1人で用は済み、且つ、今までできていた残肉(調合後の余ったインク)がほぼなくなったそうです。
導入コストは相当の額ですが、システム化されたということが大きいということでした。

ハイデルベルグhttp://www.jp.heidelberg.com/)のオフセットの枚葉印刷機もさることながら、極限にまで色ムラが少なくなった"アニカラー"の登場など、当たり前のようにクオリティーの高い印刷物を目する一方で、どこまでも技術の水位とスピード・質を追求する技術革新の世界がある、ということをまざまざと感じましたね。

その一方で、文字主流のページものなどは今でも転写技術でフィルムをつくるという行程も残していて、やはり、単純に『デジタルは良くて、アナログはダメ。ではない!』ということも、同時に強く思いました。

技術革新の裏に職人の技あり!です。

Hei_tech

広告電通賞

第61回 広告電通賞展行ってきました。
http://www.admt.jp/exhibition/program/2008_daa61th.html

ついに私が!という訳ではもちろんなく、残念ながらの展示鑑賞ですが、アドミュージアム東京は平日と祝日しかやっていないので、久々の休日にわざわざ嫁さんと立ち寄りました。
どんだけ好きやねん!! という感じですが、軽い職業病か?はたまた趣味か笑

アドミュージアム東京 http://www.admt.jp/

今回、もちろん数々のCMや新聞広告等よく目にする作品もそうですが、社会企業家など私個人の関心ごともあってか"シャンティ国際ボランティア会http://www.sva.or.jp/)"の『絵本を届ける運動』の企業に直接絵本を届けるというアプローチ+広告展開がGOOD!!でした。
なにより展開が面白いというだけでなく、カンボジア等現場の状況そのものがとても切実且つダイレクトに伝わってきました。

また、広告電通賞もさることながら、意外にハマるのが常設展示なんですね笑。

江戸時代の"看板"に始まった広告。もうこの時代から、今のクーポン券(もしくはチラシ)に似た『引札』なんてものがあったんです。引札もよく見ると、「○○商店 2割引」みたいなことが書いてあります。

さらに驚くのは、なんと芝居のセリフに商品名を入れさせたり、錦絵の背景画にそっと店名を入れさせたりしていたんですね~。これは、まさにタイアップ広告じゃないですか!最近さらに増えてきたCMやリクルート系のフリーペーパーでの広告展開のハシリです。
『売る!』という力は江戸時代の人間にここまでのことを考えさせるか!! という感じですね笑。
いや、ほんとスゴイです。

明治に入ると"新聞"・"雑誌"が始まり、広告展開も多様化。この頃からすでに、新聞社をはじめ『広告代理店』という発想が始まってきます。1900年代には、今でいう『コピーライター』も登場。戦後からラジオ・テレビが出発し、現代のインターネットにまで広告展開は進んでいきます。

やはり自分の年代ということもあり、80年代コーナーを通ると懐かし~気分になります笑。
妙にハイテクぶったネオンや、未来意識バリバリの家電や今ではあり得ないブリブリアイドルのゆる~いCM。
おそらく通る人通る人皆、自分の年代辺りのコーナーでノスタルジックになることでしょう笑。

いろんな楽しみ方満載のアドミュージアム東京に皆さんも足を運んでみては。

なんのこっちゃ笑。

Koukoku_dentsu_3

Caretta

国際ブックフェア&iStockphoto

先日、東京国際ブックフェアにいってきました!

※厳密にいうと、デジタルパブリッシングフェアの方です。

東京国際ブックフェア http://www.bookfair.jp/

ブックフェアだけでも大量・多出展の上に、雑貨EXPOや文具・紙製品展まで同時開催でしたので、会場は関係者や人でごった返しでしたね。

私自身雑貨EXPO等はあまり関係ないのですが、PETボトルを使用した素材でノベリティーバッグを作る香川の業者さんや、大阪の特殊印刷に強い業者さんなど予想外のところで出会えたので良かったかなと。これぞ展示会の醍醐味ですね。

本命の国際ブックフェアの方はどうかというと、本・出版社はさておき、これも意外や意外、思ってもいないめぐり合いが『iStockphoto』。もちろん、最近の雑誌記事で知っていたので軽い気持ちで立ち寄ってみたところ、これ、本当に使えます!

iStockphoto http://nihongo.istockphoto.com/

誰でも登録すれば、自分の撮った写真をアップロードできて、且つ好きな写真もダウンロードできる。その部分だけ頭にあったので、「ふぅ~ん」みたいな感じだったのですが、iStockphoto、なんとこれイラストなどイラストレーターのベクトルデータを丸ごとダウンロードできるんですね!

これはホント、驚きました。
しかも、その安さ!!


Web用の小さい写真データなら、なんと100円から。
デモンストレーターの方にも「安いですね~!」と思わず言ってしまいましたが、もちろん、ロイヤリティーフリーなんです。

また、担者の方から直接お聞きしたんですが、iStockphoto、あのgettyimages(ゲッティーイメージズ)の子会社になっていたんですね。しかも、外資で昨年からスタートしたばかりだそうです。
もう1社、最近安いロイヤリティーフリーの写真素材を扱っている会社に『fotolia』がありますが、こちらも外資で今年2月から日本でスタートしたそうです。

gettyimages http://welcome-to-gettyimages.jp/

fotolia http://jp.fotolia.com/

今、外資写真素材サイトが暑いですね。

なんといっても、クオリティーが高い上に安いです。

来年辺りは日本の写真素材を扱っている各社も価格崩壊するんでは?と思うくらいの勢いを今回は感じました。また、iStockphotoはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の機能も持っているので、今後デザイナー間で爆発的に増える可能性大です。

もちろん、これだけ見ていたわけではありませんが笑、
今年はオーディオブックと共に、『iStockphoto』を押していこうかなと思いましたね。

Event

野球観戦&広告戦略

先週金曜日。
午前中に前日の撮影機材を四ッ谷まで返却。
路駐チェックの警察をかわしながら無事終了。結局、駐車場に車とめました(笑)。

そのまま新宿にて一眼デジカメ・三脚他新しい機材を購入。
デジカメは一気にグレードアップ!いい画撮れそうです。
D700といいたいところですが、Nikon D300に。充分いいカメラです。

そして、今日は10数年振りの野球観戦の日。
早々に仕事も切り上げ、嫁さんと千葉マリーンスタジアムへ。
高校時代陸上部だったこともありましたが、ほとんどスポーツに関心のない私は、
おそらく今回は小学校以来のプロ野球観戦だと思います。

盛り上がる球場!
週末でしたし、ちょっとしたお祭り状態です。
この時点で「野球って、いいね」みたいな気分になっちゃいますよね(笑)

いただいた野球チケットでしたので内野の3塁側か2階席。
着いた時にはもう試合が始まっていたので3塁側は満席。2階へ。

スタンド、急ッスねと突っ込みたくなる程、
たぶん居眠りしたら下に転げ落ちるだろうほど席が急角度です(笑)。
陸上の試合の時にも座っているのである程度わかってはいますが、
「こんなに急角度?」みたいな感じで。

いや〜、でもグラウンドは気持ちいい!
季節も梅雨とはいえ暑すぎず寒すぎずで、夕暮れの風が気持ちいい。

そんな中、グラウンド周囲にぐるりと光る掲示板が!
なになに、おおっ、何やらメールの文章のようなものがグルグル回っている。
『今日のマリーンズの試合、一緒に観えてよかった♪』みたいなゆるい文章がつらつらと…。
その後に、んっ、BIGLOBE、広告か。

合間合間に新幹線の絵が飛んできて、『JP東海』だったり、
イチバン笑えたのが、中央の得点掲示板の下のピッチャー投球スピードの後に、
『141km コアラのマーチ』『122km お口スッキリ!』みたいな、それっロッテの広告!みたいな(笑)

いやいや、よくよく見たら、ファウルボールの告知の掲示板やらなんやら、
人の目がいく所いく所、ほぼ全てに広告の装置が張り巡らされてます。
なにげにすごいことになっているなと感心です。

 

ほぼやりくちがWEBと同じです。
というか、野球場ですらここまでメディアと人の動きや関心ごとにシフトして広告が構築されているって、すごく現代的というか、広告戦略がすっかり変わってしまったと非常に感じました。

WEBで構築された広告ノウハウがこういった言わばアナログな野球場で展開され、
また、アナログな広告手法や営業術がWEBのプロモーションにリアル展開として用いられていく。

何でもないようですが、またひとつ共存というか、広告の発展モデルを垣間見た気がしました。

そして、花火がバンバン上がり、マリーンズの大松は満塁ホームランを打ち、いい気分でエンターテイメントを見せられ、まったく野球に興味のなかった私も帰る頃にはすっかりマリーンズファンになりつつあるのであった。戦略にハマりました(笑)

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また貰っちゃった、そして机の上。

今日はいつもの銀座の某出力センターに行ったついでに、
"OJI PAPER LIBRARY"と"ギンザ・グラフィック・ギャラリー"によってきました。

朝もそこそこ早くから行きましたが、ついて早々「この間の楽譜の見積の件発注まだですかね~」と担当営業Kさんに聞かれ、結構な額だし8月も近いし、相当期待されてるなと。
しかし、まだ先方決裁が取れていないので、その旨伝えつつも…。
こういう状況って、なんともいえないですよね。
まあまあ、営業の状況も分かるし、クライアントの事情もあるし、かといってうのみに仕事を渡すわけにもいかんし、みたいな。

なんて思いつつ!私も非常に紙が好きなので、ついでにすぐ近くのOJI PAPER LIBRARYによりました。仕事ついでにちょくちょく寄ってます。
企画展もやっていましたが、大概自分は企画展ほぼ無視でグルッと見て回ります。

いやいや、でもあの色んな紙の質感って、たまんないですよね。
って、変態じゃないですよ笑。
でも、紙が好きな人にはわかると思うんですよね。マットな紙のザラつき具合とか。
「これ使ったらゼッタイおもしれ~だろ!」みたいな。
こういう感覚って、何歳になっても変わんないですよね笑。でも、そうゆう感覚が必要だと思うんですよ、いくつになっても。

紙はほんと、奥深いです。というか、種類が多すぎます笑。

今後メルマガでも扱っていきたいのですが、紙といっても印刷用途だけでなく、ノートやら果てはトイレットペーパーまであらゆるところで使われてますから、もの凄い種類ですよ。
OJI PAPER LIBRARYさんは、あのネピアの"王子製紙"の資料館です。

メーカーも大きいとこだと
竹尾 http://www.takeo.co.jp/
王子製紙 http://www.ojipaper.co.jp/
平和
業 http://www.heiwapaper.co.jp/

他にも三菱さんや五條さんなど、各社あります。
詳しくはメルマガでまたやりましょうかね。


そして、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)にも立ち寄ったのですが、
てっきりJAGDAの新人賞展をやっていると思って行ったのが、
シンガタの佐々木さんの個展になってました。
別にそれだからダメだったというんじゃなくて、むしろとてもよかったです。

佐々木宏さんというとコピーライターのイメージがあるのですが、
厳密にはクリエイティブディレクターなんですねなんて思いましたが、
業界のポジションがポジションの方だからどちらでもいいかという感じかもしれないですけど、いやいや、こちらも面白かったです。

最近は犬のお父さんのソフトバンクのCMですっかり世を賑わせている佐々木さんですが、今までのANAの広告や不動産系の広告の内容など佐々木さんのコピーで紹介されていて、やっぱり引き込まれますねぇ。

やはりこういう制作に行き着くまでの裏側の行程や苦労話を知って、はじめて本当の広告の意味や深みがわかるなと。そういう深く考えたものが凝縮されてシンプルに表現されているからこそ、ビジュアルやコピーに力があるんだとつくづく思います。

是非ぜひ皆さんも生(?)で体験してみてください。

ちなみに!

佐々木さん、トークショーにgggに来られるそうですよ。私は仕事で行けないでしょうが…。
最近できた封筒の"山桜"のイベントには行ってみようかなと思ってます。
細谷さんや副田さんも来られるということで大御所揃いです。

『がんばれニッポン、を広告してきたんだ そう言えば、俺。
応援団長佐々木 宏』ギャラリートーク
・6月18日(水) 6:30~8:00p.m
ゲスト:細谷 巖 + 佐々木 宏
・6月20日(金) 6:30~8:00p.m
ゲスト:副田 高行 + 佐々木 宏
会場:DNP銀座ビル5階 大会議室
定員:70名 入場無料

詳しくはgggホームページ:
http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/

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Blog版、いよいよスタート!

メルマガスタートから、約1ヵ月。いよいよ『生まれたてデザイナーの為のビジネス力』Blog版のスタートとなりました!

ということで、今までのコンテンツをよりビジュアル化しながら、新しい内容と合わせてより皆様にお役に立てる情報を提供していこうと思いますので、お楽しみに♪

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