今号のオススメブックス 第2回

新コーナー2回目ということで、
毎号、内容に関連した使える本やグッズを紹介しています。

今回は、コピーライター関係の本を紹介します。

 

価格:¥ 1,260(定価:¥ 1,260)
おすすめ度:

●クリエイターの生の声だけでなく、現場の1日を追ったものなど面白い企画有り。
 作品も多数紹介されているので、とても参考になります。
 なぜかAmazonでは評価がパッとしていませんが、十分に内容のある本
 だと思います。

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価格:¥ 1,890(定価:¥ 1,890)
おすすめ度:

●宣伝会議賞の優秀作品賞がドサッと掲載された「SKAT」の最新号です。
 これはざっと見ているだけでもかなり触発されます。
 言葉の組み方の面白さや表現の違いでここまでイメージを
 創作し膨らませていけることができるのか!と。感無量ですね笑。
 広告内容の項目別にコピーが分かれているので、
 実際仕事でも非常に参考になってます。

コピーライターとは ~プランニング(企画力)~

コピーライターという職業があります。
なかなか地方では少ないと思いますが、都市部では結構求人は多いと思います。
ここ最近は特に、WEB関係のコピーライターさんが増えているのではないでしょうか。

80年代、突如現れたコピーライターブーム。
その火付け役が、最近まではバラエティー番組や”タモリのボキャブラ天国”、今や「ほぼ日手帳」で知らない人はいない糸井重里さんです。

当時は坂本龍一さんなんかとNHKの番組など、頻繁に登場していました。
たしか、大友 克洋さんなんかも出ていたかと思います。
今思えばスゴイ番組ですよね。

そんな糸井重里さんですが、何を隠そう、
そもそもの職業はコピーライターなんです。

今出演されている”タモリのジャポニカロゴス”
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/japonicalogos/index.html
でも分かると思いますが、日本語でクリエイトする+日本語に非常に気を使う職業でもあります。

広告のキャッチコピーから始まり、あらゆる日本語を組み合わせ新しい表現をクリエイトしていくコピーライターですが、同時にプランナーとも密接に関係があります。

むしろコピーライターはプランナーと兼任といっても大げさではないと思います。
なんといっても、企画力がものをいう仕事です。

なぜか?

キャッチコピーもしくはボディコピーでもなんでもいいですが、
必ずコピーを考えるときには「コンセプト出し」や「クライアントの企業理念」等、
企画・計画する要素が含まれてきます。

糸井さんの『おいしい生活』なんていう名コピーがありますが、
この文章に行き着くまでに、緻密な構築作業が必ずあります。
間違っても、ただ単にこれ面白いんじゃない?的な感覚で数出して当たった訳では
決してありません笑。
少しはそういった感覚的な部分はあるとは思いますが。

ここがコピーライターの一番面白いところだと思うのですが、
「どれだけクライアントの意向やコンセプトを踏まえて、
それをクリエイティブ且つ感覚的な言葉で表現していけるか」ということです。

デザイナーの場合、紙面でのレイアウトや文字・色での表現になりますが、コピーライターは言葉での表現になります。

言葉でイメージや時代を表現するって、カッコよくないですか。

と時々、いや本気でそう思います。
大阪で少しの間お世話になった柏木克己さんというコピーライターの先生がいるのですが、ほんとカッコいいです笑。渋いです。

広告にキャッチ出しして、企画して提案する。
完全にディレクションしていますし、フリーでされている先生ですが、生き様がカッコいいなと思います。褒め過ぎですか笑。

『言葉でデザインする』、そんな職業もあるんだということを是非知っていただければと思います。

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